1,000種類以上ある暗号通貨の中で時価総額4位のライトコイン(2016/2/15時点)。今回はライトコイン(Litecoin)のソフトウェアウォレットを作成してみたので、その流れとライトコインの現在の相場情報なんかを簡単にシェアしていきます。
目次
1.Litecoinの流通量と相場/チャート
2.ライトコイン(LiteCoin)のソフトウェアウォレットを作る手順
2-1.Litecoin Electrumをインストール~初期設定
2-2.残高の確認
3.ウォレット復元の方法
4.ライトコインの購入・換金
1.Litecoinの流通量と相場/チャート
海外サイトを調べてみたところ『Crypto-Currency Market Capitalizations』というサイトにわかりやすい暗号通貨のランキングとチャートがありました。
2016年2月15日時点の時価総額(Market Cap)は$142,426,670で4位。24時間あたりの出来高(Volume)は$1,452,720(約1億6500万円)となっています。
出来高約1億6500万円ということは、ニュースアプリで有名なGunosyの株(売買代金:8694万円)の2倍くらい取引されているということでいいはず。新規参入の流行りの個別株くらいは取引されてますね。
そんなLitecoinのチャートはこちら。
2~3回爆上げが起こってますがそれ以外はジワジワ下げるタイプです。うかつ信用売りをすると昇竜拳をくらいますね。
そんな魅力的な(?)ライトコインですが、今回はソフトウェアウォレットを作ってみました。
2.ライトコイン(LiteCoin)のソフトウェアウォレットを作る手順
ライトコインの公式サイトはコチラ。
公式サイト:https://litecoin.org/
ここからでもライトコインのソフトウェアをダウンロードできますが、これだとブロックチェーンのデータも全てダウンロードし、20GB以上消費してしまいます。
なので今回は外部のブロックチェーンを参照する軽量版のソフトウェアウォレット(これをElectrumというらしい)を使ってライトコインのウォレットを作成してみました。
軽量版(Electrum):https://electrum-ltc.org/
ちなみにペーパーウォレットはコチラから。
ペーパーウォレット版:https://liteaddress.org/
2-1.Litecoin Electrumをインストール~初期設定
まずはhttps://electrum-ltc.org/から自分のOSにあったインストーラーをダウンロードします。
Linuxの場合は端末を開いてapt-getで入手。
ソフトウェアをインストールできたら『Electrum Litecoin Wallet』を起動します。(Cub Linux [旧Chromixium OS] の例)
最初は『新規ウォレット』を選択。ウォレットタイプは『通常ウォレット』にしました。『次へ』。
次の画面で『ウォレット再生シード』という10個くらいの単語が表示されます。『ウォレット再生シード』はソフトウェアを削除してしまったときや、別のPCでウォレットを復元するときに使います。紙などにメモをとって『次へ』。
『ウォレット再生シード』の確認入力画面がでます。メモにとった再生シードを入力し、『次へ』。
次にブロックチェーンを参照するサーバーを選択します。特にこだわりがなければ『自動接続』を選択し、『次へ』。
以上で初期設定完了です。こんな画面が表示されます。
『請求』タブをクリックすると、もうLitecoinの公開鍵(アドレス)が作成されています。
『アドレス』タブでその他の受領アドレスや『お釣り』アドレスも確認できます。
2-2.残高の確認
本当にライトコインのウォレットを作成できているのかどうか不安な場合は下記サイトで確認できます。
上記サイトにアクセスし、『ライトコイン』のアイコンを選択。画面中央にさきほど取得したライトコインの公開鍵(アドレス)を入力し『検索』マークをクリックします。
自分のアドレスが表示されます。正常にウォレットを作成できていますね。この画面でBalance(残高)やTransaction(取引回数)も確認できます。(シェアボタンにはてブ発見)
3.ウォレット復元の方法
最後に再生シードを使ってウォレットを復元してみます。
さきほどとは別のPC(今度はWindows 7)にLitecoinのElectrumをインストールして、起動してみました。『Restore a wallet or import keys(ウォレットの復元、もしくはキーのインポート)』を選択し『Next』。
再生シード入力画面が開くので、入力し『Next』。
『New Password(新しいパスワード)』を設定し『OK』を押します。
『Auto connect(自動接続)』を選択し、『Next』。
以上で別PCでの復元完了です。さきほどと同じライトコインアドレスが表示されました。
4.ライトコインの購入・換金
ライトコインの取引所は国内だと『BTCボックス』、海外で日本語対応のところだと『Kraken』などで取引できるようです。私自身まだ人柱やってないので、信用性・使用感等不明。
おわりに
今回はじめてソフトウェアウォレットを作ってみましたが簡単でしたね。ブロックチェーンのデータを全てダウンロードしなくてはいけないという点を懸念していたのですが、Electrum(軽量版)を使えばすぐにインストールできてお手軽でした。ソフトウェアウォレットの使用にも慣れていきたいと思います。